ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)ゾウリムシ   更新情報 お問い合わせ
 

技術情報

  • レタスジュース培養液:

株の長期保存

ゾウリムシは細胞分裂回数に依存して老化するので、株の長期保存は低温 (10℃) で約1ヶ月毎に2倍濃度のレタスジュースを使った培養液を加え、細胞分裂速度を低下させて維持する方法で行う。この方法で数年は良い状態での保存が可能である。家庭用冷蔵庫(約4℃)でも長期保存できるが、庫内の場所によっては、冷えすぎて凍結するので注意が必要である。凍結保護材非存在下で凍結すると細胞は死滅する。

P. caudatumは、低温に置いても細胞分裂回数に依存して老化し、約700回の細胞分裂後のクローン死は避けられない。ゾウリムシ属の凍結保存技術は2018年から山口大学で実用化され、フリーザー (−80℃) や液体窒素 (−196℃) での特定株の凍結保存が可能になっている (藤島等、投稿準備中)。

準備中
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